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既製老眼鏡ってアリorナシ!?

ご存じのとおり年代を問わずの超情報化社会。パソコンは一家に1台の時代、そして1人1台の時代はあっという間に通り過ぎ、気がつけばタブレット端末やスマホへと替わり、度を超した依存度に警鐘が鳴らされるほど。招かれざる客、老眼は、いまや老いも若きも狙い撃ちされているわけだ。
一般的に老眼は、40歳前後からはじまる老化現象で、近くが見えにくくなる。その矯正はメガネやコンタクトレンズが担うわけだが、気軽に購入できる既製老眼鏡という選択肢もある。既製老眼鏡はいまやホームセンター、雑貨店、駅の売店等での取り扱いが多く、より身近な存在にもなっている。眼鏡店で視力を測り、見たい距離に合わせて調製された老視用メガネが本来あるべき姿だが、既製老眼鏡の勢いは衰えることはない。
その一つが、正視・遠視系の人たちの受け皿になっていること。いわゆる遠くが良く見える人生を歩んできたわけで、メガネや眼鏡店との接点がないことから、ハードルの高さを感じているわけだ。眼鏡店に行かなくても、目の前に並べてある既製老眼鏡を掛ければ、ある程度見たい距離を快適にしてくれる。これで一定の満足が得られる。
だが決して、既製老眼鏡を迎合するわけではない。レンズやフレームの品質は、調製されるメガネとは比較することさえできない。それはプライスを見ても明らかで、目の位置とレンズの光学中心がフィットしていなければ、メガネとしてのパフォーマンスが十分に発揮されることはない。そこで眼鏡店以外で販売されている既製老眼鏡をテスト。5千円もしないアイテムには、過酷な性能評価といえるかもしれないが、近距離中心の視生活社会では避けて通ることはできない。その性能はプライスなりの評価となったが、果たして人前で躊躇せずに掛けることができるかどうかが分かれ目となるだろう。そして掛ける人に合わせて調製されるメガネを知らずして、人生を過ごす損失は計り知れない。
ただ、既製老眼鏡の気軽さ、プライスの魅力は変わることはなく、中には調製されるメガネではなし得ない機能性を持ったアイテムも登場している。また携帯性、そしてファッション性も捨てがたい。間違いなくいえることは、主役はあくまでも調製されるメガネ。ただし主役だけでは芝居は完結しない。脇役があってこその主役でもある。性能評価とともに、名脇役となりうる既製老眼鏡も選抜。既製老眼鏡も使い方次第で、便利なツールとなる。

今から始めよう素材で選ぶアイウェア

今から始めよう素材で選ぶアイウェア

目の前に届けられた、ディナーのメインディッシュ。鼻孔をくすぐる芳醇な香り、目にも鮮やかな盛りつけで、フォークを入れるまでのわずかな時間も楽しき一時。その料理の善し悪しは、調理人の技術と感性によるところが大きく、最も基本とされている一つが食材選び。一流シェフの技さえあれば、食材に多少の問題があっても見事なまでに豪華な食事に調理するだろうが、当然限界はある。もっとも一流と呼ばれる人たちが、そういった食材を使うはずもない。
そこで改めてメガネフレームの素材に目を向けてみたい。金属がなかった時代は天然素材に頼り、工業技術の発達により金属素材や、化学技術のプラスチック素材が生まれ、メガネフレームの素材としても使用されてきた。中でもチタンによるメガネフレームは日本が生み出したことを知る人は多い。またフレームは極めてシンプルな構造であり、基本的なデザインも大きく変化したわけではない。ある意味、メガネフレームは不変的な側面を持つだけに、それぞれのパーツが担う役割が大きいといえるだろう。
メガネフレームを大別すると金属、樹脂(プラスチック)、べっ甲、金などの天然素材に大別されるが、素材メーカー並びに、それを製品化させる製造メーカーの弛まぬ研究開発と応用が続けられている。その一方、天然素材に見られるように、素材感を前面に出すこれまでのスタイルとは異なり、デザイン開発はもちろん染色技術により、素材の新たな可能性を見いだしている。そしてパーツ毎に素材を選び、快適な装用感とメガネとしての完成度を高めてもいる。
デザイン、カラーで選ぶのもいいが、素材を知ればきっとアイウェアの奥深さと出会える。今から始めよう素材で選ぶアイウェア。

眩しさ、紫外線対策にこのレンズ

いよいよ本格的な夏を迎える。海に山にと多くの方がレジャーを楽しみにされていると思う。当日はもちろん、その準備もまた楽しき時間だが、ここにアイウェア一つを加えるだけで、健康的により充実した時間を過ごすことができるのだ。もっとも装うシーンを選ぶことはなく、オンタイムでも有効に機能するメガネでもある。その鍵を握るのは、レンズ。レンズは見ることに直接的に関わってくるのは誰も知るところだが、紫外線対策や眩しさ対策を同時に果たしてくれてもいる。紫外線対策はすでにメガネレンズがその役割を担っているが、さらに一歩踏み込んだコーティング技術。また紫外線量に応じてクリアから濃いサングラスカラーへと変化する調光レンズは、普段使い慣れているメガネがサングラスに変身。退色、発色のスピードアップと高濃度を実現する一方、路面等からの反射を防ぐ偏光レンズもコーティング技術が確立されてきた。このコーティング技術の進化はまさに朗報。それは近視、遠視はもちろん、遠近両用メガネへの付加機能としてメガネが完成されるからだ。「このメガネに偏光、調光機能がついていたら...」を可能にしてくれるということだ。レンズ開発の進化は、ファッションとともに健康的な人生をも見据える。眩しさ対策、紫外線対策はこの夏からはじめよう。

2014S/S アイウェアコレクションの扉が開く

いよいよ開放的な季節がやって来る。衣替えはしっかりと済ませていると思うが、大事なアイテムをお忘れなく。そのアイテムといえば、アイウェア。軽快な装いに合わせるのが基本となるが、季節に関わらず日常のシーンが変わることはない。カジュアルシーンでは思いっきり個性を演出し、ビジネスシーンでは誠実さの中に涼しげな表情を、そして特別なシーンではラグジュアリー感を忘れずに。扉(ページ)開けば、きっとそこに貴方の思い描く表情を演出してくれる、アイウェアたちが待っている。

夏のマストアイテムはコレ!by SLIT

インポートサングラスで日差しに負けない輝きを
アイウェア業界がもっとも熱くなるシーズンは、まさに今。イタリアのミド展からホットなアイウェアを発信するSLIT、福井の技術力を示すTEC、そしてグループ展、個展の数々。春夏のアイウェアトレンドは、4月開催の展示会で発表されたアイテムたちが鍵を握ることから、今号と次号にわたって特集を企画。その第1弾は、春の展示会の立役者でもあるSLITに注目。これまでオプチカルフレームを中心に届けてきたが、今回はサングラスにフォーカス。いずれもインポートの洗練されたデザインとカラーに惚れ惚れ。シックに、クールに、そしてエレガントに。夏の装いのマストアイテムはサングラスで決まり。照りつける日差しにも負けない輝きを...

春にケースの花が咲く

メガネのベストパートナーといえばズバリ、メガネケース。大事な視力を守ってくれる心強い味方であり、時に主役のメガネに迫るほどのデザインやカラーでドキッとさせてくれる。とはいっても一般的にメガネを購入するとケースがもれなく付いてくるように、付属品としての意識が働きあまり関心の目が向けられていないのも事実。でも、メガネがファッションアイテムの一部なら、ケースだって同じ。せっかくお気に入りのメガネを新調しても、いわゆるサービス用ケースでは魅力も半減してしまうかも。お気に入りのキャラクターを纏ったケース、何かと便利な2本収納タイプは情報社会の必須アイテムとなる。このほか独特な質感と肌触り、そして携帯用からスタンドに変身するタイプは、まさにケース バイ ケース。楽しさ、便利さを備えた数々ケースの中から、本誌が思わず「欲しい!」ケースをセレクト。

エリアから選ぶEYEWARE春コーディ

ヘアスタイル、挿し色、洋服、その日の気分...、アイウェアのコーディネートには様々な要素が絡んでくる。もちろん装うシーンもしっかり押さえていると思うが、自分が普段から身を置く街、またショッピングやレジャーで訪れる街を意識した装いを心がけているにもかかわらず、アイウェアにまでしっかり目が向けられてはいない。せっかくのスタイルもアイウェア選び次第でアナタの魅力も半減してしまうことも。そこで今回は、テレビや映画で活躍する数多くの俳優、ミュージシャン、タレントのアイウェアコーディネートを手がける、グラスフィッターの森一生氏監修による春のコーディネイトを伝授。街に溶け込み、そして個性を輝かせてくれるアイウェアを楽しもう。

デザイナー座談会

シンプルな構造、決して大きな存在ではないが、メガネほど装う人のアイデンティティを映し出すものはないだろう。その担い手といえば、真っ先にデザイナーを思い浮かべてしまう。メガネがアイファッションと呼ばれるようになってきたのは、ファッションブランドによるところが大きいが、今やアパレルの世界と同じく、ドメスティックブランドやハウスブランドがそのけん引役となっている。ファッションアイテムとして新たな魅力を発信し続ける、3人のデザイナーがここに集まり、アイウェアへの思いを語る。

フルオーダーの時代がやって来た

できる事なら認めたくないが、誰にもやってくるのがエイジドアイズ、いわゆる老眼だ。その言葉に拒否反応しめすのは仕方がないが、メガネはシニア世代を温かく迎え入れてくれる。そう、累進屈折力レンズと呼ばれる、遠近両用メガネレンズだ。そのスマートな外観からエイジドアイズを意識させることはない。すでに累進屈折力レンズが誕生しすでに半世紀が経過しているが、より自然な見え心地を届けるために、レンズメーカー各社の技術革新が止まることはない。その中で昨年、1つの方向性が示された。メガネのフィッティング状態を計測し、レンズ設計に反映させた個別設計による累進屈折力レンズ。すでにヨーロッパで先行していたが、国内メーカーも参入し環境は整ってきた。メガネにおける2014年の幕開けは、インディビジュアルの到来を告げる。

アイウェア界のサブマリンにドキッ!

ボストン、フォックス、ウエリントン、ティアドロップ、オクタゴン...、誰でも一度は耳にしたことがあるメガネのデザイン。ファッションアイテムとしての意識が高まる中で、いまではそのカテゴリーを飛び越えるなど、楽しきアイウェアの世界も映し出してもいる。これはデザイン自体を指す名称であり、メガネ選びのポイントの一つにもなっている。
そのメガネ選びはデザインだけでなく様々なものがある。素材やカラー、そして忘れてならないのが、メガネフレームの構造的な部分。特にレンズをしっかりとホールドする部分であるフロントは、視力矯正というメガネの不変的な使命を負う。と同時に第一印象を決めてしまうほどの力を持っている。大別するとフルリム、穴開けのツーポイント、一部を糸(金属製)でホールドするナイロールということになる。
まさに御三家ともいえる存在だが、今回スポットを当てるのはナイロール。ハーフリムという構造によりスッキリとした印象を与え、一般的なツーポイントに不安を持つ人たちの心を掴んでいるが、ここで一ひねり。ナイロールタイプは、フロント上部がリムタイプになっているのがほとんどだが、アンダーリムといわれる逆ナイロールをターゲットにしたい。
メガネに求められる強度も改善され、より掛けやすくなり、世代を問わないバリエーション豊かなデザインも続々とリリースされている。もっとも他のタイプと比べればその差はあるものの、数が少ないというのが個性を際立たせる。オーバースローが主流だからこそ、アンダースローのドキッと感を楽しんでほしい。

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