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再考 クラシック眼鏡

素材、カラーの妙で世界を広げる・・・ボストンスタイル

発売当初は、メタルフレームしか存在しなかったボストン型。しかし、1930年代後半から1940年代にかけて、セルフレームモデルも登場する。素材によってデザインの振り幅が広がった「ボストン型」は、アメリカからヨーロッパへと広がり、眼鏡デザインのスタンダードとなっていったのである。
現在では、メタルからプラスチック素材まで、実に様々な素材が使用され、その表情も幅広い。
ラウンド型よりも天地幅を広くし、上部に移動した丁番付近のレンズシェイプを広げたことで、抜け感が生まれ、掛けやすいラインに進化を遂げた「ボストン型」は、掛ける人のイメージを、知的でありながらソフトな印象に仕上げてくれる。
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際立つ個性、印象深い表情を・・・ラウンドスタイル

丸メガネは、昭和天皇や歴代の首相、歌手、海外に目を向ければジョン・レノン、スティーブ・ジョブズなど、誰もが知る偉人や著名人たちに愛され、丸メガネそのものが大きなアイコンになっている。
そこで丸メガネとの付き合い方となる。あまり細かなことは気にしなくていいが、注意すべき点はレンズの中心と目の中心を一致させてしまうと、錯覚の一種だが、目の方が外側に寄って見えてしまう現象が起こる。そこでレンズの中心をやや外側から下よりにすると、フレームの中で目の収まりが自然に映るようになる。
もう一つが丸の形状。正確な同心円で作られたフレームは、実際に掛けてみると、縦方向に長い円に見えてしまうこと。天地寸法をわずかに縮めたデザインは、真円に見えながら、顔なじみがよくなることを覚えておこう。
また似合いやすい顔立ちは、面長で短髪、小さめの目と上がり気味の眉を持っていれば言うこと無し。その逆に顔の輪郭やパーツが丸い人は、コミカルな印象を与えてしまことも。
丸メガネは掛ける人を選ぶようになってしまったが、心配はいらない。メガネ全般に言えることだが、どんなタイプでも好きでかけ続けていればその人の顔になるという面白さを持っているからだ。美人を3日見れば…と捉え、何よりもポジティブに楽しむことが大切なのだ。
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時を超え、デザインは飛翔する・・・サーモントスタイル

1960年代に入ると、ブロウ部分の素材にも、メタルパーツが取り入れられるなど、そのデザインのバリエーションが増えていく。
その名の通り、眉毛のようなデザインを持つ「ブロウ型」。は、組み合わせる素材やレンズシェイプによって、ユニークで多彩な表情を持っているのも特徴。1970年代には、高度経済成長期で活気づく日本でもブロウ型が注目された。
知的でありながら、やわらかさと先鋭さを併せ持ち、どことなく抜け感も漂わせることのできる「ブロウ型」。レンズシェイプや素材によってテイストも様々だが、そのデザイン性は実に奥深く、いま男女問わず注目のアイテムにもなっている。
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