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最高峰の視界を手に入れよう

メガネレンズの歴史を紐解く

現在、シングルビジョンレンズの最高峰に位置する、インディヴィジュアルレンズに触れる前に、レンズの変遷に触れてみたいと思う。
日本にメガネが伝わったのは1549年、宣教師フランシスコ・ザビエルにより、大内義隆に献上されたものとされている。そのレンズはいつ頃できたのかといえば、1300年以降のころで、イタリアのベネチア。これまでガラスはアクセサリーの素材として用いられてきたが、同地ではガラスを研磨して、レンズに使用できるほど透明でムラのないレンズができるようになった。
遠い異国の話であるが、日本における本格的なメガネレンズが製造されるようになったのは、明治以降となる。戦国時代から江戸時代までに、レンズ製造に関する史料は残されていないらしい。もっともメガネは高価な貴重品であり、当時、読み書きするのはごく一部の特権階級に限られていたことも影響していることだろう。
その後、三大発明の1つ、活版印刷が発明され、印刷文化の発展などから当然、眼鏡の必要性が求められてくる。維新後の新政府が確立されてから一般国民教育が論ぜられ、学区制、義務教育といった改革が進み、これまでの木版に代わって活版印刷になったことから、新聞や雑誌、図書などが急速に普及するとともに、その文字は小さくなり、老眼鏡の需要と同時に近視用メガネが誕生していくことになる。

日本でにメガネレンズを語る上で欠かす事のできない人物が、朝倉松五郎。松五郎は1843年に江戸本所で生まれ、神田鍛冶町で営んでいた珠製作所に弟子奉公し玉細工の技術を習得し、四谷の朝倉家に養子となる。
時は1867年、パリ万国博覧会が開かれた年である。新政府は日本の巧みの技術を世界に披露するとともに、世界の知識や技術を習得することを目的に、製品とともに各分野の技術者を派遣する。その一人が松五郎であり、珠細工を出品するとともに、メガネレンズ製作における調査と技術習得を命ぜられる。
松五郎はその役目を果たし、研磨機を購入し、帰国。内務省博物局内に設置し、レンズ製作をスタートさせた。これまでのレンズいえば、度数という概念もなかったようで、松竹梅ではないが3タイプほどのレンズを作るので精一杯だったようだ。ところが持ち帰った研磨機は度数を細かく製造することができる皿を備え、凸レンズはもちろん凹レンズ製造のための皿も備わっていたという。明治天皇が行幸されたほか、皇太后、皇后もその製作現場を見学されたというから、大きな注目を集めていたことはいうまでもない。

その後、レンズ製作の指針ともいえる「玉工伝習録」という報告書を政府に提出する。これは欧州で学んだレンズ製作技術をしたためたもので、日本レンズ製造におけるバイブルといえるもの。実用できるレンズの製造の目途も立った頃、不幸にも病に倒れ、30半ばでありながら天国へと旅立ってしまう。しかし、そのレンズ製造にかけた情熱は愛弟子、高林銀太郎によって受け継がれ、日本の光学史は連綿と続いていくことになる。

高林レンス工場は全盛期には150人を超す工員がいたというから驚くばかり。それは後にレンズ業界をけん引していく数々の人材を輩出していくことになる。
しかしレンズがガラスからプラスチックに移行する中で、在京のレンズメーカーは徐々に姿を消していってしまう。プラスチックレンズを製造するには莫大な投資が必要であり、また地価の高い東京というハンディが重なってもいたからだ。
明治から昭和期における東京地区限定のレンズ史を急ぎ足で振り返ってみたが、ものづくりへの思い、創意工夫が、今に生かされていることは間違いない。レンズ設計はもちろん、素材開発、コート技術と研究開発分野を広げてきている。その根底にあるのは生活者それぞれのライフスタイルを支えたい、との思いに他ならない。
見ることは当たり前のことだけに、その大切さに気付かなくなってしまう。もしメガネがなかったら、現状の生活を維持することができるのか。車やオートバイの運転はおろか、歩くことさえままならない。しかもお守りのように大事にしているスマホの画面が見えなくなってしまえば、今に生きる人たちはきっと、人生の半分を失ったかのような喪失感に支配されてしまうことだろう。
ものいわぬレンズは、メガネとして掛ければ瞳を輝かせ、目とメガネが語りかけてくれることを胸に刻みたい。
(参考資料:「東京眼鏡レンズ史」)

数々のテクノロジーを凝縮 ニコン SEEMAX

ニコンイメージ.jpgニコン・エシロールの「ニコン シーマックス」は02年の発売以来、オーダーメイド単焦点レンズのパイオニアとして見え心地にこだわる多くの人たちの快適な視界をサポート。そのニコン シーマックスで培ってきた光学設計に加え、目とレンズの位置関係を考慮して設計されるフェイスプロフィールを搭載するなど、さらに上の見え心地を提供する、3Dフルオーダーシングルビジョンレンズとして「シーマックス AP」「シーマックス インフィニット」を発売している。
フラットな美しい仕上がりを実現するシーマックスAP、ユーザーが選んだフレームのカーブに合わせた自然な仕上がりを実現させるシーマックス インフィニット。共通している特徴はフレーム前傾角、そり角、角膜頂点距離を考慮したフレーム装用状態を考慮したフェイスプロフィール、フレームの玉型デザインを考慮したフレームシェイプ、そして乱視度数にこだわっニコン−1.jpgた360°乱視最適化。これらの要素をレンズ設計に反映させ、極上の視界とメガネとしての完成度を高める。
また両面非球面設計のシーマックスAPは標準設計に加え、読書やパソコン作業など長時間の手元作業を快適する手元重視設計を用意。一方、内面非球面設計のシーマックス インフィニットは、ベースカーブが選べるカーブセレクトが搭載され、より美しく仕上げることができる。加えて偏光、調光、プライムミラーなどがオプションで用意され、アウトドアライフの楽しみをさらに広げる。

ニコン・エシロール お客様相談室 TEL.03-5600-8482 www.nikon-lenswear.jp/

見え心地を極める4つの設計 HOYA NULUX RFi

hoyaイメージ.jpg快適な視界と美観まで、メガネに求めあられる要素を高次元で融合させたのが、「HOYA NULUX RFi」。HOYAビジョンケアグループにおける、オーダーメイド・シングルビジョンレンズの最高峰レンズだ。
NULUX RFiは、Range(範囲)+Field(野原→広さをイメージ)に加え、iはindividualの頭文字を取ってネーミングされ、1人ひとりの快適な視界を届けたい、との願いが込められている。
真のオンリーワンレンズを提供するために、4つの先進hoya−2.jpg的な設計が備わっている。一つ目の、RL別非対称設計は、NULUX RFで培ってきた収差補正に加え、装用時の視力値にこだわり左右非対称としたシングルビジョンレンズ。2つ目のパーソナルフィット設計はメガネの装用条件に合わせて設計を最適化させたもの。フレームの前傾角、頂点間距離、ソリ角などの数値を設計に反映させている。
3つ目は、マルチカーブセレクト設計。側方視の際に発生する軸ズレの収差補正や左右非対称のAS面を加えることで、快適な視界を実現する。4つ目のファイン視野設計により、さらに快適な視界を拡大させる。

HOYAビジョンケアグループ お客様相談室 TEL.0120-22-4080 www.vc.hoya.co.jp

フレームとレンズテクノロジーを高次元で融合 ベルーナ CVf

tokai−1.jpgよく見えて疲れない快適な視界を提供するためには、レンズの高性能を追求しても、そこにフレームとのマッチングがなければ、メガネレンズとしての最高の品質は望めない。そんな思いから生まれたのが、東海光学から発売されている、フルスペックオーダーメイド両面非球面レンズ「ベルーナCVf」。
tokai−2.jpg光学技術の粋を結集させ、クリアリー外面非球面、内面最適全方位非球面による両面非球面設計により、ユガミやボケが極めて少ない自然な視野を確保。加えて、フレーム形状最適非球面、そり角補正を同時に行い、快適な視界とメガネ全体の美しい仕上がりを実現する。さらに標準カーブのほか、3、5カーブから選択でき美観をさらに向上させる。

東海光学 お客様相談室 TEL.0564-27-3050 www.tokaiopt.jp/

 

 

 

わたし仕様のメガネレンズ セイコー マイフォーカスEX、マイフォーカス

seikoイメ.jpgインディヴィジュアル・シングルビジョンレンズのトリを飾るのが、満を持して昨秋より新発売された、セイコーアイウェアの「セイコー マイフォーカスEX」「セイコー マイフォーカス」。ライフスタイル・ルックス・装用感・機能の4つの特長にフォーカスした、インディヴィジュアル・シングルビジョンレンズだ。
上位レンズとなるマイフォーカスEXは、アクティブ、マルチ、リラックスという3つのライフスタイルにフォーカス。アクティブフォーカスは遠用重視、マルチフォーカスはバランス重視のオールラウンド、リラックスは手元の見え方を重視したもので、ライフスタイルに合わせて設計を選ぶことができる。
またフロント角、頂点間距離、装用時前傾角eiko-2.jpgなどフレーム装用時の個別データを反映して収差補正を行い、より掛けやすいレンズに仕上げる。さらにフレームデザインとマッチさせるため4タイプ(マイフォーカスは3タイプ)のカーブを揃える。
そして共通するのが、ファンクションにフォーカス。同社としては初めての偏光レンズとなるポーラーシンをはじめ、調光のソレール、紫外線と青色光をカットするフロンティアを選ぶことができ、様々なシーンや用途に活躍し、快適な視界を実現する。

セイコーアイウェア お客様相談室 TEL.03ー5542-5050 www.seiko-opt.co.jp/

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