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セルロイド眼鏡再考

温故知新の心を宿すコレクション

アコーディオン横.jpgものづくりにおいて欠かせない素材といえば、プラスチック。もちろん金属や樹木なども一般的だが、その汎用性の高さからプラスチックは、ありとあらゆるものに使われていると言っても過言ではないだろう。
さて、そのプラスチックはいつ頃できたのかといえば、今から160年以上前に遡る。プラスチック第一号は、実はセルロイドであったのだ。つまり歴史上最初に開発された人工樹脂であり、最初の熱可塑性樹脂でもある。
熱可塑性樹脂とは、適当な温度に加熱すると軟化して可塑性をもち,冷却すると固化する樹脂の総称。つまり成形しやすいことから、あらゆる工業製品に使用されてきた。セルロイドが最初に使用された製品はビリヤード玉といわれ、その後、写真フィルム、さらには万年筆の筒や、おもゃちゃの人形、パチンコ台、筆入れ、そしてメガネでもお馴染みの素材でもあった。
しかしセルロイドが活躍したのは、20世紀半ばをピークに、安価で機能性が向上した合成樹脂の登場により、その姿は薄れてしまっている。もっともセルロイドが減少していった最大の原因は可燃性にあるともいわれている。何しろ170℃になると自然発火してしまう。製造業者の間では「火事を出して一人前」と笑えぬよなうジョークもあったほどだ。
わずかな歴史と素材特性に触れただけで、デメリットばかりが強調されてしまうが、それ以上の素晴らしさを備えているのがセルロイド。現在、主流となっている石油系プラスチックとは異なる質感、奥行きある光沢、そして温もりすら感じさせ、色柄の再現性や触り心地の良さ。
硝酸セルロースと樟脳によって作られるセルロイド。樟脳は、クスノキなどから抽出されてできる植物由来の結晶であることから、その独特な風合いを生んでいる。
可燃性が高い素材とはいえ、それは製造現場での問題。セルロイド製品を普段の生活の中で使用するには問題ない。また製造も石油由来のプラスチックと比べるまでもなく多くの工程と時間を要すことから、希少性の高い製品がセルロイドでもある。
大量生産向きではないことから、職人の技が製品に宿り、愛着深まる製品となるのがセルロイドの魅力。その数少ないセルロイド製品の代表的な存在が、メガネだ。
メガネ素材に用いられてきた素材を、工業製品の観点から大きな流れで見れば、鉄や銅といった金属素材に続いて登場したのが、セルロイド。半世紀以上も前のことだが、プラスチック時代の幕開けを告げるものでもあった。前述したように主役の座は、アセテートに譲るようになったものの、やはり素材が持つ質感、そして職人の手によってつくり出されるセルロイドフレームが再び脚光を浴びるようになったのは、今から20年以上前のことだった。
これも1つの懐古主義を表すもので、往時を知る人には懐かしく、それ以外の人たちは新鮮に感じる。大量生産では決して味わえないもの作りの心がセルロイド眼鏡にこそ宿る。自分の人生とともに歩む眼鏡との出会いを叶えて欲しい。

PROUD6

プラウド180−01イメ.jpg180°
クラシックの中にも新鮮味を醸し出す、とろけるような色遣いのデザイン。テンプルは芯を用いず、自然なテンションで側頭をカバーする。
180° 01
サイズ:47□24-142 カラー:C-1 kihaku×yellow sasa

 

プラ06.jpg

060°
8ミリ生地を両面交互に切削することで立体的なデザインを生み出す。テンプルはセルロイドのテンションのみで耳をやさしくカバーする。
060° 02
サイズ:53□17-142 カラー:C-2 black

 

プラ240.jpg240°
色違いの上下リムを重ねることでレンズを挟み込んで固定し、飾りと一体型の丁番を留め具として枠とテンプルを接続。まるでプラモデルのような仕組み。
240° 01
サイズ:52□17-145 カラー:C-1 black×cardinal red

佐々木セルロイド工業所
TEL.0778-62-2535 www.celluloid.co.jp/

SOLID BLUE

ソリS218.jpgS-218
サイズ:54□16-145 カラー:全4色
堅牢性の高いセルロイドならではの特性を活かし、薄くスッキリと仕上げたスクエアフレーム。SOLID BLUEオリジナルの丁番を採用し、ベーシックながら他にはない存在感のある仕上がり。クセのないスクエアのアイシェイプはメガネ初心者から玄人の方までオススメできる万能のこだわりフレーム。

ソリS177.jpgS-177
サイズ:48□22-145 カラー:全5色
大きめでワイルドなアイシェイプが特徴のアメリカン・ヴィンテージを強く意識したサーモントブロウスタイル。セルロイドの持つ風合いとクリップオンサングラスでさらなるレトロ感を演出した。新色のSmokeSasaはより抜け感のある仕上がりに。

 

バウハウス
TEL.03-5823-4047 solid-blue.com/

歩 AYUMI

歩308.jpgAYUMI-C(コレクションシリーズ)
職人の手仕事による、時代の流れを「歩」らしく反映させたシリーズ。徹底的にデザイナーと職人のこだわりを突き詰めたフォルムが特長。個性溢れる独創的な眼鏡。真の眼鏡好きに愛される眼鏡つくりに挑戦し続ける。
AYUMI C-308
サイズ:52□18-145 カラー:1226
流れるようなフォルムを持つ、歩 AYUMIだけの和モダンクラシックを表現。

歩101.jpgAYUMI-S(サングラスシリーズ)
職人の手仕事による、目を紫外線から守ることを重視したシリーズ。レンズ屋さんが、自分のために作りたかった究極のレンズを採用。「歩」ならではの軽さと掛け心地が特長のサングラス。レンズとフレームの相性が良い、高機能なサングラスつくりに挑戦し続ける。
AYUMI S-101
サイズ:55□16-143 カラー:1265
レンズ:DARK GREY 偏光レンズ
厳しい基準を持つ偏光サングラスの試験に合格している。

マコト眼鏡
TEL.0778-51-5063 www.ayumi-brand.co.jp/

TURNING CELLULOID

高雄-1.jpgTURNING CELLULOID
高雄
サイズ:51□20-145 カラー:虎斑
職人の丁寧なヤスリがけで、フロント全体を甲丸に仕上げた、柔らかで存在感のある逸品。丁番、芯金、鋲はチタンを使用。

山蛍.jpgTURNING CELLULOID
山蛍
サイズ:50□18-145 カラー:茶桜笹
セルロイドとは思えないほどの軽さと柔らかさ。透明感のあるカラーを揃えた、さり気ないユニセックスモデル。丁番、鋲はチタン、芯金はジョイント芯金(β+Ti)。

谷口眼鏡
TEL.0778-65-0811 www.turning-opt.com/

FU×PAS

フー081.jpgF-081
サイズ:50□17-145 カラー:C-5(全6色)
セルロイドとチタンのコンビ枠。女性を意識したテンプルのカラーがカワイイと好評のモデル。

 

 

 

フー092.jpgF-092
サイズ:53□19-145 カラー:C-3(全3色)
横長のシャープなデザインが印象的なウェリントンタイプ。クリングス付きで掛けやすいモデルになっている。

 

宮本眼鏡
TEL.0778-52-0134 www.miyamoto-opt.jp/

DJUAL

デュLT12.jpgLT-12
少しぽってりした感じの掛けやすい丸型のフロントシェイプ。6㎜の程よい生地厚感を自然な角だしで表現し、全体的に太く見えながらもセルロイド素材がもつ掛け心地良さがポイントに。テンプルはノー芯テンプルの厚みと幅を変え、体積バランスを調整し、締め付け感を軽くしている。

デュアル
TEL.03-6455-4690 www.djual.jp/

匠 角矢甚治郎作

角29.jpg其ノ貳拾九
サイズ:47□18-145 カラー:ハ(茶ささ)
女性でも掛けやすいサイズで、細身に作られた軽やかなセルフレーム。セルロイドならではの底光りするような深みのある光沢が、細身でありながらしっかりとした存在感を示す。

 

内田屋
TEL.06-6779-6060 www.uoc-opt.jp/

BJ CLASSIC COLLECTION

bjP-501 C-1.jpgP-501
サイズ:49□19-145 カラー:C-1    
BJ CLASSIC COLLECTION初期モデル。幅広い年代の人たちに愛用されている。

 

bjP-551 C-30.jpgP-551
サイズ:44□23-143 カラー:C-30   
小ぶりなウェリントンはよりクラシックな雰囲気を演出してくれる。

 

ブロスジャパン   
TEL.0778-52-7075 www.bros-japan.co.jp/ 

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