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眼鏡旅情

大府市(愛知県)

ポケモンが登場した頃はすでにゲーム熱も冷めていたが、旅人を熱くしたのは、世代的にドラクエだった。多くの人たちはポケモンをゲットするために、スマホと睨めっこしている中で、旅人もゲームの旅に出ることにしよう。もちろんドラクエをテーマにすれば、自ずと目的地は絞れてくる、オーブ…、大府市だ。

四国中央市(愛媛県)

アイドルグループの神セブンをはじめ、思いやりのある行動を取った人などを神対応とか、至るところで神が語られている。八百万の神といわれる日本だけに、大目に見ておこう。
ここで神道を語ろうとしているわけではなく、もっと身近なカミを求めるのが今回の旅。デジタル社会を真っ向から否定したいところだが、その恩恵を享受していることは自身が一番よく知っている。それでも四六時中、デジタルシャワーを浴びたくはない。
いまもオーケストラの指揮者の大群に抵抗するように、車内では読書に耽る。もうおわかりであろう、紙を求める旅であり、その出荷額日本一を誇る四国中央市だ。

大東市(大阪府)

0歳半ばから月日の経つのが加速し、あっという間に50歳を迎え、きっと還暦も音をたてることなく音速のごとく忍び寄ってくるに違いない。もっとも干支で一回りするわけで、それは生まれ変わることを意味する。いわばめでたいことで、一足早く60年にあやかることにしよう。これも旅を通じて新たな発見が出来れば幸い。調べていくと、運良く今年市制60年を迎えた大阪府大東市がヒットする。

常滑市(愛知県)

ガーデニングにチャレンジし、約半日を掛けて芝を取り除き、コーナーの境界にレンガを配していくと、素人ながらもなかなかの出来映えに自分を褒めたくなってしまう。無機質なレンガを敷くだけでも、十分に変化が楽しめるのだが、その形よりも何故か赤茶の色味が、心に深く染み渡る。こんなところでも昭和レトロを感じることができるのであれば、もっとその色を体感したくなってくる。赤茶の焼き物の代表格といえば、ご存知、常滑焼。その温もりを感じるために知多半島を目指すことにした。

川西市(兵庫県)

ベッドタウンはそれこそ全国に無数に点在している。いずれも程良い自然環境を残していれば、ライフスタイルも充実するというものだ。慣れしたんでいる関東を離れ、関西地区に目を移すことにした。できれば北側の立地ならば桜を愛でることもでき、さらに東京からのアクセスも良いエリアが良い。そんな欲張りな場所があるのかと旅人自身が疑問を抱いていたが、日本は広い。歴史にも欠かすことができない場所を見つけることができた。それが兵庫県川西市だ。

亀有(東京都葛飾区)

未だ昭和熱は冷めやらぬというか、もはや1つのカテゴリーを築いている感がある。昭和を感じることができるのが下町情緒。迷路の様な小路に植木鉢が置かれ、軒先には簾がかかる。腕白ざかりの子ども達が元気に駆け回る姿を見れば、誰しもが幼少期の自分と重ね合わせることだろう。そんなやさしい下町もまた、東京各地に存在するが、中でも葛飾区は特別なエリアといえるだろう。

諫早市(長崎県)

何事にも流されやすい性格も、旅ともなれば感受性が強いと思いたい。前回、久しぶりに九州に訪れ、改めてその良さを目の当たりにしてきただけに、旅の目的地に迷うことはない。九州もすでに県単位では制覇しているものの、とびきりのスポットはあちこち点在している。神々の国であり、また文化は西から開けてきただけに、旅心を駆り立ててくれる。ダーツの矢は自然と長崎県に当たる。「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」ということで世界遺産に登録された長崎市が王道となるが、直球ばかりでは、いつかヒットを打たれてしまう。緩急、そして変化球を織り交ぜながら、打者を打ち取っていくように、ダーツをボールに変えて投じた先は、長崎県第三の都市、諫早市に当たったのだった。

宗像市(福岡県)

2016年も幕を開けたと思ったら、早くも節分を迎えようとしている。年を重ねる毎に体力は落ちていくのに、時間の経過だけがスピードアップするのは、何と皮肉なことか。これも時間を大切に使いなさい、ということだろう。その時間を有効に使うのは、やはり旅なのかもしれない。昨年の終盤は、2カ月連続で北海道を訪れただけに、今度は西の大地、九州に飛ぶことにしよう。振れ幅が大きいだけにきっと、新たな発見が待っていることだろう。

釧路市(北海道)

北の大地は再び旅人に微笑んでくれた。前回の帯広では初雪、今回の釧路では澄み渡る青空で迎えてくれた。これで千春の「大空と大地の中で」が完成されたわけだ。ちょっと違うんじゃないとの声が聞こえてきそうだが、江戸っ子は「ひ」を「し」と発音することから、この方が北海道らしいと勝手に思い込んでいる。ちなみに旅人は江戸っ子ではない。

帯広市(北海道)

久しぶりの北海道。季節は本格的な冬に向かう11月初旬、北の大地は久しぶりの再会をきっと喜んでくれたのだろう。搭乗した飛行機が、とかち帯広空港に向けて着陸準備に入った頃、機長からのアナウンスが流れてきた。「あと10分程で空港に着陸します。現地の気温は0℃、天候は小雪…」。ここ数年、関東地区ももどか雪に見舞われたが、北海道での雪景色はやはり格別なものがある。初雪を北海道で迎えられたものは幸運であり、しかも帯広地区にとっても初雪という。2015年最後を飾るにふさわしい旅となりそうだ。

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