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眼鏡旅情

春日(福岡県)

新年をイメージする1つに初日の出でがある。関東最東端の犬吠埼は、山頂や離島を除けば、日本で一番早く初日の出を拝めるスポット。早さでは敵わないものの、西側は特別だ。文化は西から伝わってきたわけで、日本のルーツを探る貴重なスポットが集積してもいる。何やら知的欲求を満たすかのような旅になりそうだが、旅人は役者が違う。そうだ、ここは天才バカボンのパパを地で行こう。西から昇るお日様を目指して、九州の地に舞い降りるすことにする。だが、旅の初っぱなから、歴史の勉強が始まってしまうとは、これも西から昇るお天道様の粋な計らいなのだろう。

倉敷(岡山県)

場所選びは、旅の大きな第一歩。それなりに日本各地の観光スポットを歩いてきただけに、新たな場所を探すのはなかなか困難でもあったが、この企画を通じて心残りの場所があったのだ。それが倉敷。倉敷といえば、ある調査で女性が訪れたい観光地として人気№1(だったような記憶がある)を誇った地でありながら、わずか1時間程度の散策で終わってしまったからだ。しかし50歳を過ぎての再訪に、現地の魅力が心に響いてきた。

西船橋(千葉県)

この企画もすでに100回を超え、気がつけば間もなく、次なる節目となる150回目迎えようとしている。トド道府県を制覇して久しいが、今回の旅は初の試みとなる。期待を膨らませてしかのような言い回しだが、何のことかと言えば、タモリさんよろしく、目的地エリアをすべて徒歩で行うこと、しかも現地には電車という公共交通のみを利用。旅人自身、意外にもそのスタイルがなかったことに気付いたのだ。その第一弾は、旅人の自宅からも電車で30分もあれば到着する、西船橋だ。

仙台市若林区(宮城県)

あの震災からすでに5年が経過した。この旅情企画でも3・11から半年後、短期連載の形で東北の太平洋側を中心に回った。その後、一度も東北地区を訪れたことがなかったが、本誌も所属する記者会総会でこの夏、福島県を訪れる機会を得た。ただし、台風に見舞われたことから、現地を観光することなく帰京したこともあり、台風一過の澄んだ空から、「もう一度お出でよ」という声が届き、東北地区へ旅することにした。

大府市(愛知県)

ポケモンが登場した頃はすでにゲーム熱も冷めていたが、旅人を熱くしたのは、世代的にドラクエだった。多くの人たちはポケモンをゲットするために、スマホと睨めっこしている中で、旅人もゲームの旅に出ることにしよう。もちろんドラクエをテーマにすれば、自ずと目的地は絞れてくる、オーブ…、大府市だ。

四国中央市(愛媛県)

アイドルグループの神セブンをはじめ、思いやりのある行動を取った人などを神対応とか、至るところで神が語られている。八百万の神といわれる日本だけに、大目に見ておこう。
ここで神道を語ろうとしているわけではなく、もっと身近なカミを求めるのが今回の旅。デジタル社会を真っ向から否定したいところだが、その恩恵を享受していることは自身が一番よく知っている。それでも四六時中、デジタルシャワーを浴びたくはない。
いまもオーケストラの指揮者の大群に抵抗するように、車内では読書に耽る。もうおわかりであろう、紙を求める旅であり、その出荷額日本一を誇る四国中央市だ。

大東市(大阪府)

0歳半ばから月日の経つのが加速し、あっという間に50歳を迎え、きっと還暦も音をたてることなく音速のごとく忍び寄ってくるに違いない。もっとも干支で一回りするわけで、それは生まれ変わることを意味する。いわばめでたいことで、一足早く60年にあやかることにしよう。これも旅を通じて新たな発見が出来れば幸い。調べていくと、運良く今年市制60年を迎えた大阪府大東市がヒットする。

常滑市(愛知県)

ガーデニングにチャレンジし、約半日を掛けて芝を取り除き、コーナーの境界にレンガを配していくと、素人ながらもなかなかの出来映えに自分を褒めたくなってしまう。無機質なレンガを敷くだけでも、十分に変化が楽しめるのだが、その形よりも何故か赤茶の色味が、心に深く染み渡る。こんなところでも昭和レトロを感じることができるのであれば、もっとその色を体感したくなってくる。赤茶の焼き物の代表格といえば、ご存知、常滑焼。その温もりを感じるために知多半島を目指すことにした。

川西市(兵庫県)

ベッドタウンはそれこそ全国に無数に点在している。いずれも程良い自然環境を残していれば、ライフスタイルも充実するというものだ。慣れしたんでいる関東を離れ、関西地区に目を移すことにした。できれば北側の立地ならば桜を愛でることもでき、さらに東京からのアクセスも良いエリアが良い。そんな欲張りな場所があるのかと旅人自身が疑問を抱いていたが、日本は広い。歴史にも欠かすことができない場所を見つけることができた。それが兵庫県川西市だ。

亀有(東京都葛飾区)

未だ昭和熱は冷めやらぬというか、もはや1つのカテゴリーを築いている感がある。昭和を感じることができるのが下町情緒。迷路の様な小路に植木鉢が置かれ、軒先には簾がかかる。腕白ざかりの子ども達が元気に駆け回る姿を見れば、誰しもが幼少期の自分と重ね合わせることだろう。そんなやさしい下町もまた、東京各地に存在するが、中でも葛飾区は特別なエリアといえるだろう。

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