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眼鏡旅情

釧路市(北海道)

北の大地は再び旅人に微笑んでくれた。前回の帯広では初雪、今回の釧路では澄み渡る青空で迎えてくれた。これで千春の「大空と大地の中で」が完成されたわけだ。ちょっと違うんじゃないとの声が聞こえてきそうだが、江戸っ子は「ひ」を「し」と発音することから、この方が北海道らしいと勝手に思い込んでいる。ちなみに旅人は江戸っ子ではない。

帯広市(北海道)

久しぶりの北海道。季節は本格的な冬に向かう11月初旬、北の大地は久しぶりの再会をきっと喜んでくれたのだろう。搭乗した飛行機が、とかち帯広空港に向けて着陸準備に入った頃、機長からのアナウンスが流れてきた。「あと10分程で空港に着陸します。現地の気温は0℃、天候は小雪…」。ここ数年、関東地区ももどか雪に見舞われたが、北海道での雪景色はやはり格別なものがある。初雪を北海道で迎えられたものは幸運であり、しかも帯広地区にとっても初雪という。2015年最後を飾るにふさわしい旅となりそうだ。

半田市(愛知県)

家族で囲む鍋料理は、冬におけるキング・オブ・晩餐。高級な食材などはまったく必要ない。「そのタラ何個目だ」「肉の取り過ぎ、野菜も食べろ」と賑やかなこと。湯気の向こうに霞んで見える家族の笑顔が最高のご馳走になる。中でも水炊き系のちり鍋が最近のお気に入り。そこに欠かすことのできない友との出会いを求め旅に出る。

金沢市(石川県)

長期休暇は難しいかもしれないが、土日を利用すれば、かなり遠いところまで足を伸ばせるのが、国土が狭い日本の良いところ。様々な交通手段があるが、今年はやはり新幹線にこだわりたいところ。そう、今春開業なった北陸新幹線だ。北陸地方へのアクセスがさらに向上したわけで、北陸三県を秤に掛ければ、すぐに旅の目的地は決まっている。「あまちゃん」から朝の連ドラ視聴の習慣が再開したので、ここは石川県を訪れることにする。朝の習慣にならえば旅の本丸は輪島となるが、本丸そのものでも良いわけで、加賀百万石の城下町、金沢を目指す。
 

東近江市(滋賀県)

滋賀県の県名の是非を問う世論調査が行われていた。折しも、この旅情企画を計画している最中であったから実にタイムリーでもある。日本一の湖、琵琶湖を擁しながらも、知名度が低いとは耳を疑うばかり。調査結果は予想通り、回答者の約73%が現県名に愛着を感じ、約78%が今のままでよい、とした。地元を愛する県民が多いことに、他県民ながらホッとする。またテレビの報道では、滋賀県を千葉県と言ってしまう方がいるとのこと。旅人が居を構える千葉県であるから、親近感を感じる旅になることだろう。
 

高槻市(大阪府)

古墳といえば、日本一の大きさを誇る、仁徳天皇陵をすぐに思い浮かべることだろう。古墳をキーワードに調べていくと、大規模古墳は圧倒的に近畿地区で占められている。仁徳天皇陵のお膝元を訪ねるのが定番となるが、そこは変化球でで攻めてみたい。
近畿地区の中でも大阪に集中していることから、ここにターゲットを絞っていくと、1つの古墳に目が留まる。それが今城塚古墳。初めて聞く古墳、しかも所在地は高槻市と、初物が2つ続く。実に楽しみである。
 

廿日市市(広島県)

6月から7月にかけては、本格的な夏を迎えるために必要な天からの恵み、梅雨となる。自然の営みに欠かすことができないが、旅ともなればできれば避けたいと思うのは旅人だけではないだろう。そこで降水量が少ない瀬戸内式気候に思い至る。こうなればすぐに白羽の矢が立てられる。安芸の宮島、厳島神社。何しろ日本三景の1つであり、世界文化遺産にも登録されている、まさに日本が世界に誇る貴重な遺産だ。

河内長野(大阪府)

発見こそが旅の醍醐味の1つであることを学んできた。他人様によれば取材と称した遊びと、皮肉をいわれることもある。甘んじてこの言葉を受けるが、後に続く眼鏡店で紹介する、バウムオプティクスオーナーの木下順愛さんの言葉を借りれば、前向きな公私混同。実にありがたい言葉を授かったものだ。もうお分かりの通り、今回の旅の目的地は河内長野だ。

足柄エリア(神奈川県)

ゴールデンウィークは、盆暮れと並ぶ人民大移動。そのため電車、飛行機は満員御礼で、高速道路は渋滞を余儀なくされる。人混みの中に身を置くこと、車の渋滞がとにかく苦手な旅人は、期間中、テレビ等で報じられる渋滞情報を家のテレビで眺めては、密かにほくそ笑む。これでは家族からの冷たい視線を受けるのは当然である。年を重ねる毎に家族との距離がこれ以上離れてしまうのは、やはり避けたいものだ。すでに半世紀も生きているだけに深刻な問題でもある。渋滞という悩ましき問題を解消することは叶わないが、ここで旅人がモットーとする安近短にスポットライトが当たる。すると、おあつらえ向きの旅の企画を思いつく。季節は端午の節句で、その象徴が金太郎。カメラを担いで足柄エリアの旅に出る。

松山市(愛媛県)

高校野球もこよなく愛する1人で、何となく西の学校が強いイメージを持つ。甲子園でのドラマは、それこそ星の数ほどある。その中でも思い出深いのが、69年の松山商×三沢の決勝戦。引き分け、再試合で見事、松山商が優勝を飾る。この名勝負は、あるランキングによると2位らしい。ちなみに1位を獲得したのは、06年と記憶に新しい、駒大苫小牧×早稲田実の決勝戦。納得のランキングともいえるが、今から半世紀近く前の決勝戦が2位を飾っているのは、同年代を生きてきた旅人にとってもうれしい限り。もう目的地は決まっている。愛媛県松山市だ。

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