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門真市(大阪府)

圧巻です

三島神社TOP.jpg旅人だけだと思うが、樟はそれほど身近な存在ではない。樟を調べてみると、関東以西の温かい場所に自生し、公園や寺社、防風林として植栽されている。成長の速度は遅いものの、大樹となる、大器晩成型といったところか。中には天然記念物として保護される樟もあるほどで、その1つが門真市三ツ島地区の三島神社の境内に生息している、「薫蓋樟」だったのだ。
さっそく三島神社に向かえば、目の前には圧倒されるほどの樟の巨木が迫ってくる。神社の規模がそれほどでもないだけに、樟の巨大さに圧倒されて言葉を失ってしまうほど。樹齢は1000年以上といわれ、幹周りは約13m、高さ約24mのまさに天然記念物だ。神様には大変申し訳ないが、これではどちらが主役なのかわからなくなってしまう。
また三島神社から徒歩で行ける、稗島地区にも樟の巨木と出会うことができる。こちらは何と、民家の庭に生育している樟。きっと守り神になっていることと思うが駅1505.jpg、その保存にも頭が下がる。大阪府で薫蓋樟に次ぐ巨木で、国までには至らないが府の天然記念物になっているのは納得。ちなみにこの地は京阪電鉄が開通するまでは、古川筋の船着き場だったという。きっと稗島の樟は、航路の安全を見守っていたことだろう。
この樟であるが、実はメガネとも縁があることをご存知だろうか。防虫剤として過去に使用されてきたのが樟脳であり、樟脳はセルロイドを製造するときの重要な原料の1つでもある。現在は松脂から採られるテレピン油から合成されているが、かつては樟を原料とする天然樟脳が主流で、日本は世界一の生産国を誇っていた時期もあった。いまではメガネ素材の貴重な素材の1つでもあり、門真市にメガネとのつながりを見たのだった。
また旅の最後になった、京阪電鉄・萱島駅にもビックリ仰天。駅周辺をぐるりと一周すると、地面から伸びる樟が駅ホームを天高くつきぬけているではないか。町を歩けば樟、樟、また樟…。その巨木立ちが声を発するのは、クス、クス、クス…、やはり門真市は、まさに笑う門に福来たる。

企業城下町

パナソ外観.jpgさて、お次は起業城下町としての門真市。その代表各といえば、パナソニック。関西在住の方なら誰もが知っていることだろう。1933年に大阪市福島区から門真市に移転し本社・工場を建設。三種の神器で家電ブームを築き、門真市の財政も潤い、地方交付税を受けない数少ない「不交付団体」だった時期もあり、まさに企業城下町の名にふさわしい土地柄だ。
その本社・工場の敷地の一画に、「松下幸之助歴史館」がある。いわずと知られた経営の神様だけに、旅人ごときが氏の偉大パナソ−7.jpgさを語ること自体憚れるだけに、ここはピュアな心で足跡に触れてみたい。
創業50周年を記念し、創業50周年を記念し1968年に開館。 建物の外観は、1933年当時の本社社屋を復元したものだが、洋風建築のその姿に世界的な企業に躍進する一端を垣間見ることができる。
歴史館は、丁稚奉公時代から創業、終戦から社長退任、そして会長、相談役としての足跡に触れることができるが、三種の神器をはじめとする数々の電気製品が展示されているので、興味は尽きない。いつものとおりの限られた時間しか許されない旅だけに、氏の講演、経営理念が収められたビデオ放映に費やすことが叶わなかったのが残念だ。

この町のオススメショップ

確かな技術に、深き愛情を添えて 【OKメガネ専門店 萱島店】

ok内観メイン.jpg大阪市内中心地から京阪電車に乗車して東に向かい、寝屋川市との市境に位置する萱島駅で下車。改札口を抜ければ、目の前にOKメガネ専門店を目にすることができる。メガネに対する意識が高まりつつある一方、業界は厳しい環境に置かれているだけに、駅前という一等地にしっかりと店を構えていることを見るだけでも、同店に対する信頼の高さを物語っているようだ。
店長の奥田貴士さんは二代目にあたり、子どもの頃から父の背中を間近で見てきただけに、迷うことなく同じ道を歩むようになる。「メガネづくりの面白さと奥深さはもちろん、人と話すことが好きなので接客の要素にも惹かれていました」と奥田さん。学業を終えた後、個人店、中規模チェーン店など、それぞれ個性が異なる3店舗で修業を積み、30歳を前に、支店となる萱島店をオープンさせたのは、いまから17年ほど前のことだった。
奥田さん自身、地元門真市の出身ではなかったが、根っからの話し好きとあって、温かく迎え入れてくれたようだが、当然のことながら良く見えて、疲れないという快適な視界を届けるビジョンケアの取り組みあってからこそだ。「最後にお世話になった修業先で、いかに自分が勉強不足であったことを思い知らされました。メガネ調製におけるすべての工程で、内容の濃い時間を過ごすことができました。ここで学ばせていただいたことが、僕のメガネづくりのベースになっているんです」としみじみ語る。
いずれの工程も細心の注意を払わなければ、快適なメガネを提供することはできないが、中でもフィッティングにこだわりを持つ。メガネは日常的に使用するものであり、また適切なポジションがキープできなかれば、メガネのパフォーマンスが発揮されることはないからだ。
この核心ともいえる要素は、顧客からの一言に気付かされたという。「修行中の時、あるお客様からの、『あなたではダメ、社長に代わって』との言葉は胸に突き刺さりました。自分の力不足が悔しくて…。もちろん正直に言葉にしてくれたことは、感謝以外の何ものでもありません。このお客様の一言もまた、僕のメガネづくりを支えてくれているんです」と奥田さん。
こうした技術的なokキャッチ.jpgアプローチとともに大切にしていることは、「楽しくメガネ選びができること」と「店を後にする時の笑顔」を届けること。店内は過度な装飾を控え、アイウェアそのものが引き立つ空間づくり。プレゼンテーションされているるアイテムは、産地福井県の国産アイテムに力を入れていることがわかる。
「価格だけで判断してしまえば、メガネは決して安いアイテムではなく、どうしても安定を求める傾向にあります。しかし少し個性的なメガネの方が、周囲からも褒められるメガネを手に入れることができるんです。そんな少しの勇気をお手伝いできればうれしいです」がコーディネートのポイント。また中には自身の娘さんにかけて欲しいとの思いから、導入したコレクションも。「実は僕以上にメガネ好きかも(笑)。新調したメガネは、学校の友達から一番の高評価を得たらしく、本人も気を良くしています」と奥田さん。
確かな技術に愛情を込めたメガネとの出会いがここにある。お気に入りのメガネを手にして笑顔を浮かべた顧客は、きっと胸のうちで、「オッケー」とつぶやいていることだろう。

SHOP DATA

ok商品.jpgOKメガネ専門店 萱島店
住所:門真市上島町47-3
TEL&FAX:06-881-3271
営業時間:10:00〜19:00
定休日:木曜日
ブログ:http://ok-megane.jugem.jp/
取扱ブランド
RIDOL、Z-parts、FLEA、TURNING、PADMA IMAGE、Pas a Pas、G4、杉本圭など店長のおすすめモデル
上:PADMA IMAGE maru-kaku
中:RIDOL R-167
下:FLEA F-558

店長の奥田貴士さん

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