ホーム > 眼鏡旅情 > 昭島市(東京都)

昭島市(東京都)

旬でした

国営・縦4.jpgまずは、花を愛でようと向かった先は、国営昭和記念公園。
園内の入口でフラワーフェスティバルと書かれた幟を目にし、再訪を喜んでくれているではないか。広大な敷地であり、また時間節約のためにも園内散策は自転車を利用するのが一番。貸し自転車を求めてサイクルセンターに向かえば、大人用自転車は借り尽くされてしまい、自転車用のチャイルドシートを載せた自転車のみ。わが子を自転車に乗せた20年近く前を思い出しながらペダルを漕いだ。
時計の逆回りで自転車を走らせていくと新緑が出迎え目に安らぎをあたえてくれるが、未だ花らしい花と出会うことはなかった。一体どこがお祭り騒ぎなのかと諦め掛けていたところ、ネモフィラの丘が姿を現してくれる。ネモフィラといえば、関東ではひたち海浜公園があまりに有名。この公園のネモフィラの丘は、ひたちと比べると盆栽サイズ。もちろんスケールが全てではなく、ミニマリズムの自然もまた一興だ。
そしてクライマックスが訪れる。ここからわずかに進むと、何やら人で溢れかえっている。サイクルロードから見えてくる花はチューリップ。自転車を降りて先客の後を追えば、そこはチューリップガーデン。またもや比べてしまうのは悪い癖だが、旅人の地元にもチューリップの名所がある。風車を借景にオランダの雰囲気を醸し出すが、ここのチューリップガーデンは、渓流広場にあることから緩やかな傾斜を持つ岸辺に植えられ、水面にその姿を映す。また理路整然と植栽されてはおらず、川をモチーフにするなど、目を飽きさせることはない。ここ昭和記念公園のチューリップは地元を大きく引き離し、自然の景観と見事に調和した姿にシャッターを切り続けてしまった。
そのチューリップは、何と185品種23万球。併せてムスカリ6品種20万球が植えられ、緑とムスカリの藤色がチューリップの色鮮やかさをさらに高めている。

湧水を訪ねて

龍津・湧水2.jpg満開のチューリップと出会ったわけだが、命を育むために水は欠かせない。ここ昭島市は、市営水道を持つ都内で唯一の市。加えて地下水のみを水源とする自治体は同市だけでもあり、生命の営みに適した地と言っても過言ではないだろう。何しろ地価70mより深い層を流れる深層地下水をくみ上げているという。深層地下水は、山に降った雨や雪が約30年かけてしみ込んだもの。その過程において土壌がフィルターの役割を果たし、不純物を取り除くとともに炭酸やミネラル成分等を溶かしながらしみ込み、水道水でありながら、ミネラルウォーターと変わらぬ美味を届けているという。
ここ昭島には、都の名名水57選に選定された2つの湧水地を抱えている。その1つが、龍津寺湧水群。寺の南諏訪・湧水.jpgにあるハケ(崖線)から3カ所で沸いており、昭和用水が流れ込む、下の川と呼ばれる用水路に注がれる。透明度は抜群に高く、東京のベッドタウンにこれほどの清水がお目にかかれるとは。用水の岸には季節の花や樹木が植えられ、渓流の趣きをたたえる。そして水の中では錦鯉が優雅に泳ぎ、人の気配を感じ、餌を求めて寄ってくる姿が愛らしい。
もう一つ選定されているのが、諏訪神社の湧水。境内の石垣の下から湧き出ていて、その姿は宮の沢、ということから、宮沢という地名の由来にもなっている。鳥居をくぐれば、あるべき手水場がない。社殿に近付いてもその姿を目にすることがなかったが、社殿の下に湧水地を発見。そこには手水場の看板が建っている。
ここ諏訪神社の手水場は、この湧水地であり、柄杓を使わずに、湧き出る清水を自分の手で清めて参拝する。まさに身も心も清めらてくれるということだ。

この町のオススメショップ

アットホームな雰囲気で納得のアイウェアと出会う【メガネの宮川】

宮川内観メイン.jpg自身が惚れ込み、そのアイテムの世界観を余すことなく伝えるショップ形態の1つが、プロショップ。ジャンルや特定ブランドに特化した展開であり、都の中央部に位置する昭島市にある、メガネの宮川は、福井眼鏡産地の礎、増永眼鏡のMASUNAGAパートナーショップであり、kazuo Kawasakiのプロショップだ。
メガネの宮川といえば、kazuo kawasakiのプロショップで、しかも第1号の認定店。いかに同ブランドに対する情熱の深さを感じさせるが、これはメガネを通じて快適な視生活を届けることはもちろん、顧客に対する信頼や安心という約束が根底に流れている。創業当初から増永眼鏡製のフレームをメインに扱ってきたのは、品質の良さに加え在庫パーツが豊富に揃っていたから。つまりアフターサービスの徹底であり、生涯にわたって視生活をサポートしていくという姿勢だ。
kazuo kawasakiは智宏さんが導入したもので、ご存じの通り増永眼鏡のいちコレクションであり、また同社製の数々のコレクションを追加するなど、DNAはしっかりと受け継がれている。また同ブランドに関しては優に100本を超えるアイテムを揃え、東北をはじめ遠方からも足を運ぶ人も多く、品揃えとともにブランドの様々な情報と技術力の高さを物語る。
このほかのアイテムも高品質で掛け心地も良く、さらにファッションに彩りをプラスするアイウェアをセレクト。2代目のカラーを打ち出しながらも、「取扱商品は少しずつ変わってきましたが、顧客との関係は変わることなく、心地良い距離間を保ちながら、信頼を深めていくことを何より大切にしています」と智宏さん。自身もプリズム入りのメガネを掛けるだけに、「基本的には、しっかりと見えながらも、長時間でもラクに見えるメガネを提案できればと考えています。また良く見えることは当然として、少し度数を落としても使いやすさを求める人もいます。お客さんが何を求めているのかを的確に掴むことがメガネづくりの第一歩になると思います」と続く。
メガネは身近な存在でありながら、知らないことばかり。伝えたくても伝えられない思いを汲み取り、クオリティビジョンへとつなげ、アイウェアというファッションアイテムを通して、それぞれの装いを昇華させていく。

SHOP DATA

宮川商品.jpgメガネの宮川
住所:東京都昭島市松原町4-10-1
TEL:042-546-3811
営業時間:9:00~19:30(日・祭日19:00)
定休日:木曜日
HP:www11.plala.or.jp/miyagawa-megane/
取扱ブランド
kazuo Kawasaki、MASUNAGA、G.M.S.、光輝、AKITTO、RIDOL、Zparts、Pas a Pas、G4、Green Jacket Sports、Yconcept、Flair 、Darwinなど

店長のオススメモデル
上:G.M.S. GM-827
中:kazuo Kawasaki MP717
下:AKITTO pin3

創業者の宮川育雄さん(右)と,現代表の宮川智宏さん(左)

最新号のご案内


  目次を見る  
購読・購入申し込み