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秦野市(神奈川県)

名水を求めて

竜神の泉.jpgメインテーマとして名水巡りを始める。ここ秦野戸川公園からさらに山に向かったところにある、竜神の泉を目指していく。水無川の上流を目指していけば目的地に到着するはずなのだが、10分ほど車を走らせると、行き止まりに。運良く地元の方が歩いてきたので、泉への道を伺うと、「竜神の泉、知らないな」と首を傾げ、「水が湧いているところなのですが…」と補足すれば、「あぁ、水くみ場だね、川の対岸だよ」と道順まで教えてくれた。
公園に戻り対岸に渡って車を走らせると未舗装となり道幅も狭くなり、対向車が来ないことを願いながら走らせていく。かなり道は悪く徐行しながらでないと、下回りを擦ってしまうほど。何だか探検隊の気分になってくると、ポジティブシンキングと思考が切り替わる。景色を眺める余裕もなく運転に集中しながら悪路をひた走ると、やっと竜神の泉が姿を現した。山肌から小さ滝のようになって湧水が流れ落ち、その横に水くみ施設が備わっていた。
この泉は、水汲み場より50m程度上流の山腹に、竜の形をした岩があることから、水をつかさどる「竜神」が宿ると伝えられる場所であり、竜神の泉と名付けられた。全国名水百選に選ばれている。

身を清め、心を洗う

護摩屋敷の水.jpgいよいよクリーンナップに登場してもらうことにしよう。ここで表丹沢の頂を目指していく。ヤビツ峠を過ぎれば、わずか3分ほどで、目指すべき湧水が待っていた。それが護摩屋敷の水。表丹沢屈指の湧水で、水くみ場から人が絶えることはないというが、この日は旅人1人。お茶やコーヒー、ご飯を炊くときに利用すると格別だとか。
そして4番打者に出会うために市街地へと戻る。秦野駅からも程近い住宅地を歩いていくと、弘法の清水を発見。地元では臼井戸といわれ、湧水地主に代々言い伝えられているのは、夏の暑い盛りに1人の法師が立ち寄り水を所望する。妻女は空の甕をもって寺まで水を汲みにいく。法師は恐縮し、その親切に感謝を表すともに、錫杖を地面に突き刺し穴を開け、「底をくり抜いた臼をここに据えれば水が出る」と話し、その通り清水が湧き出たという。
その法師こそ、弘法大師という伝説が残されている。ただ地元の方には戒めともとれるような伝説も残されているという。それが水無川にまつわるもので、人の優しき心を求め、弘法大師がわざと貧しいみなりで川の流域に暮らす人たちに水を求めたが、誰も相手にしない。身なりで人を判断弘法の清水縦.jpgするのかと怒った弘法大師は、生活用水であった川の水を枯らしてしまい、ここから水無川になったという話だ。
弘法大師は手荒い罰を下したが、1人の女性の優しき心に触れて、きっと水に流してくれたのだろう。秦野の湧水は有名処だけでも15カ所もあり、2015年には環境省が名水百選選定30周年を記念して実施された「名水百選総選挙」では、「おいしさ」部門で、堂々の第1位を獲得する。丹沢山系と渋沢丘陵に囲まれた地形もあるが、紛れもなくその味わいは、伝説によって育まれている。

 

 

この町のおすすめショップ

ユーザーに寄り添い生まれる信頼、そして快適アイライフ 【眼鏡専門店 アイポイント】

DSC_5098.jpg改めて言うまでもないが、メガネというアイテムは完成して評価されるもの。これは人それぞれ違う視力、そして視生活に対応しなければならず、そこにはユーザーにいかにして寄り添うかが鍵となる。さらに心持ちようまでもケアされていれば、メガネの価値が一層高まることを感じさせてくれた。
顧客本位は永遠のテーマであるが、その基本の「き」を徹底しているのが、神奈川県秦野市にある、眼鏡専門店アイポイントだ。小田急線東海大前駅からわずか2分ほどのところに位置し、店内に入ればさっそく、オーナーの梶原俊雄さんが出迎えてくれたが、その笑顔からしてホスピタリティの高さを感じてしまう。
顧客に対する姿勢だが、その基本姿勢は「徹底した庶民感覚」だ。「例えば、価格の異なる松竹梅の遠近両用レンズがあったとします。掛け比べたお客様がその違いが分からないとのお答えの場合、私なら一番安価なレンズにします、と申し上げています。よかったですね、安価なレンズなら度が進んで作り変える場合も安く収まりますよ」とさらにに付け加えるという。
これは決して安価な遠近両用レンズを推奨しているわけではなく、お客様は一番安いレンズの選択にこちらが賛同することで、初めて(高い眼鏡ばかりを勧める店ではないのかな?)と警戒感を解いてくださるそうだ。実は性能の違いを感じていながらも予算などの絡みから、本音を口にされない方は多いんです。共感することでお客さんの気持ちも和らぎ、お客様ご自身の希望でもう一度テストレンズを試され、中クラスのレンズにご変更になる場合も多いのです」と信頼関係を築くことがメガネづくりのベースになっている。
その思いはオープン当初から息づいており開店間もない時期、メガネを求めた顧客に対し「当店は広告費の予算が少なくて困っています。もしよかったらお作り戴いたメガネの感想を、良いことも悪いこアイポイントサブ縦2.jpgとも噂で広めていただけませんか?」と声を掛けていたという。この店舗側の我儘な希望に、ある顧客は店内に置いてあったチラシを見つけ「30枚くらいもらうわね。私が近所にポスティングしてあげる」と思いがけない笑顔をいただいたそうだ。またハイカーブメガネを求めた顧客に対し、その後不備が判明したことからお詫びの電話を入れて返金することを告げると、「こちらがクレームを言う前にクレーム処理してくれたのは初めてよ」と上顧客となる。
きっと顧客に対する手厚いフォロー体制が築かれていると想像できるが、「サンキューレター、アフターサービスの案内、またDMや広告の類いは行っていないんです」と意外な答えが返ってくる。ご本人の話では根気の続かないタイプなので、「自分でも長続きしないサービスは当店の反省材料です」と苦笑する。その分、一期一会を大切にして、来店時に最高のパフォーマンスの提供を目指しているとのことだ。

SHOP DATA

アイポイント商品.jpg眼鏡専門店アイポイント
住所:神奈川県秦野市南矢名1-4-6 タイラビル
TEL&FAX:0463-69-3138
営業時間:10:00~20:00(日・祭日19:00)
定休日:木曜日
e-mail:shop@eyepoint.biz
取扱ブランド
ソリッドブルー、ハスキーノイズ、トラクション、シルエット、アイクラウドなど

オーナーの梶原俊雄さん

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